1: 2014-04-23 (水) 06:30:17 yasuaki[NXAQWAS69FI] [6] [7] | 2: 2014-04-23 (水) 06:31:38 yasuaki[NXAQWAS69FI] [8] [9] | ||
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カリオストロの城 山崎氏によるシナリオ版ラストと続編構想 | カリオストロの城 山崎氏によるシナリオ版ラストと続編構想 | ||
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「カリオストロの城」シナリオを宮崎駿監督と共同執筆した山崎晴哉氏インタビュー | 「カリオストロの城」シナリオを宮崎駿監督と共同執筆した山崎晴哉氏インタビュー | ||
- | クラリスについて | + | クラリスについて |
「僕は、クラリスが一番難しかったのね。ああいう『きれい』っていうか・・顔がきれいって意味も含めてだけど、心が純真な、ね。書きようがないワケね。やっぱり悪女の方が書きやすいですよ。あんまりきれいで純粋だと存在感なくって馬鹿になっちゃうしね。そうかといってあまり行動的だと方や不二子ってのがいるし。行動的でもいいんだけど、あんまりチャカチャカしていると・・・やっぱり彼女はお姫様なんだしね。あくまでお姫様でいて、仮縫いの最中に車で逃げちゃったりとかいう行動性を持っていて・・そういうとこ難しかったですね。 | 「僕は、クラリスが一番難しかったのね。ああいう『きれい』っていうか・・顔がきれいって意味も含めてだけど、心が純真な、ね。書きようがないワケね。やっぱり悪女の方が書きやすいですよ。あんまりきれいで純粋だと存在感なくって馬鹿になっちゃうしね。そうかといってあまり行動的だと方や不二子ってのがいるし。行動的でもいいんだけど、あんまりチャカチャカしていると・・・やっぱり彼女はお姫様なんだしね。あくまでお姫様でいて、仮縫いの最中に車で逃げちゃったりとかいう行動性を持っていて・・そういうとこ難しかったですね。 | ||
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- | シナリオ版のラストについて | + | シナリオ版のラストについて |
「カリオストロの城でね、ラストは銭形と追いかけっこをやって笑いのうちに終るでしょう。あれ、よくある手でしょう。だから映画ではやりたくなかったのね。 | 「カリオストロの城でね、ラストは銭形と追いかけっこをやって笑いのうちに終るでしょう。あれ、よくある手でしょう。だから映画ではやりたくなかったのね。 | ||
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シナリオでは、杉木立・・・杉が立っているまっすぐの並木道でね、ルパンが逃げていくのは同じなんだけれども。銭形も追っかけてくるのは確かなんだけれども、ずっと後ろの方でね。 | シナリオでは、杉木立・・・杉が立っているまっすぐの並木道でね、ルパンが逃げていくのは同じなんだけれども。銭形も追っかけてくるのは確かなんだけれども、ずっと後ろの方でね。 | ||
- | 杉木立の間を逃げていく車の中でルパンが口笛なんかを吹いて・・・・要するに”顔で笑って心で泣いて”みたいな、ね、さびしい影が宿るみたいな感じで、車がスッーと消える所で終わりって僕は書いたんだけど」 | + | 杉木立の間を逃げていく車の中でルパンが口笛なんかを吹いて・・・・要するに”顔で笑って心で泣いて”みたいな、ね、さびしい影が宿るみたいな感じで、車がスッーと消える所で終わりって僕は書いたんだけど」 |
- | カリオストロの城の続編について | + | カリオストロの城の続編について |
「男でも女でもいいですから、その人の情熱を追う、みたいな、まだ完成されていない人間、ひとりの少女の情熱とか生きざまみたいのをやってみたいな。 | 「男でも女でもいいですから、その人の情熱を追う、みたいな、まだ完成されていない人間、ひとりの少女の情熱とか生きざまみたいのをやってみたいな。 | ||
- | 『ルパン三世』では、ルパンはルパンで次元は次元で、皆、完成された個性で、そのぶつかり合いみたいな感じですね。 | + | 『ルパン三世』では、ルパンはルパンで次元は次元で、皆、完成された個性で、そのぶつかり合いみたいな感じですね。 |
カリオストロの城をやるんだったらば、クラリスの生きざまを中心に書きたいなァって気がしますけれども。泥棒さんを好きになって、本当にすべてを捨てて追えるのか、本当にルパンを追ってパリの裏街にまで行けるのか、そういう事をやってみたかったですね。 | カリオストロの城をやるんだったらば、クラリスの生きざまを中心に書きたいなァって気がしますけれども。泥棒さんを好きになって、本当にすべてを捨てて追えるのか、本当にルパンを追ってパリの裏街にまで行けるのか、そういう事をやってみたかったですね。 | ||
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- | 「だから、それが本当にルパンという男を愛したならば、博愛がひとりの女の情熱に変わっていく。その時のクラリスを追いかけたいってことです。」 | + | 「だから、それが本当にルパンという男を愛したならば、博愛がひとりの女の情熱に変わっていく。その時のクラリスを追いかけたいってことです。」 |
- | (以上、LUPIN THE THIRD VOL.2より抜粋(1981年)) | + | (以上、LUPIN THE THIRD VOL.2より抜粋(1981年)) |
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