∀ガンダム with 菅野よう子について

ターンエーガンダムのコンサートDVDについての紹介です。
「月の繭」についての各曲バージョンについては、MOONの各バージョンについてを、
ターンエーガンダム全般については、ターンエーガンダムのページを参照ください。
また、ガンダム全般については、ガンダム総合ページを参照ください。

なお、コンサートは、DVD付きの限定版と音楽のみのCD版があります。
総合芸術を目指したこのステージの真価を見るためにはDVD付きがおすすめです。





本当に残念ながら、私はコンサートには行っておらず、DVDのダイジェスト版で見たのみである。

しかし、菅野よう子さんが、総合芸術の場として、愛情を持ってターンエーガンダムの世界を再構築しているだけあり、素晴らしいできだと思う。



富野監督は、菅野よう子さんを天才、えらい、面白かったといいながらも、後に見た3人の女性テノールの競演(佐藤しのぶ、スミ・ジョー、イン・ファン)と比較し、「女3人に、菅野よう子が負けたね」とコメントしている(ターンエーの癒しより)

そんなことを言っていいのだろうか?

私には、このコンサートは、そのままターンエーガンダムという作品そのものを表現しているように見える。

このコンサートが、オペラに負けたというなら、それはそのままガンダムシリーズそのものがオペラにはかなわなかったということと同義ではないだろうか?



さて、このコンサートは、作品放映中に行なわれたため、ターンエーの全ての曲や名場面が網羅されているわけではない。
(インタビューから想像するに、作品完結まで待っていては、登場人物が皆殺しになる可能性もあると菅野よう子さんが危惧したような気がする)

その結果、以下の名場面は欠けている。

・ラストの「月の繭」の映像
・黒歴史の映像(これは、大画面で見たい!)


もし、この2点が入っていれば、ターンエーガンダムの作品世界の全てといって過言ではないだろう。

また、宵越しの祭、かぼちゃまつりなどは、ある程度観客参加型にしても面白かったのではないかという気もする。

それはともかく、このコンサートは素晴らしい。

最後に菅野よう子さんがピアノを弾くのだが、その時流れる映像は、ディアナがキエルとして地球で生活している時の牧歌的な映像が多い。菅野よう子さんがこの時期をとても気に入っているのがわかり、同じ好みの私としてはうれしく感じる。

また、やはり「MOON」は、オリガさんの歌声もふくめ、素晴らしい。



ところが、このDVDのコンサートはダイジェスト版のため、「MOON」ですら、1曲まるまるの映像は入っていないのである。
(ほとんどの曲はさわりだけ)

本当は、またターンエーガンダムのコンサートをやって欲しいところであるが、現実的には難しいだろう。

少なくとも、どうにかコンサートの完全版DVDを発売してほしいものである。

 


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