革命機ヴァルヴレイヴは、2013年春の[[サンライズ]]オリジナルのロボットアニメ。続編は2013年秋予定。&br; 毎回意表を突くラストで、先が読めないストーリーが魅力である。 全体的に総括すると、''「呪い」という悪性に主人公が苦しむ話''であり、''学生達による独立宣言と、200年間に渡る国家建設の話''でもあるようだ(大河内氏による)。 題名の、「革命機ヴァルヴレイヴ」の革命という意味も、''世界に対する子供たちの革命''という意味である。(池谷Pによる) それが、第三銀河帝国の始まりなのだろう。 ''ストーリー'' 総人口の7割が宇宙で暮らす時代。世界はドルシア軍事盟約連邦と環大西洋合衆国、通称”ARUS(アルス)”という2つの勢力に分かれていた。その2大勢力の狭間で中立を謳う小国・ジオールのスフィア内、モジュール77と呼ばれる区画に暮らす高校生、時縞ハルトの平穏な日常は、突然のドルシア軍の侵攻により一変することに・・。 ''ヴァルヴレイヴという機体について'' 当初機体の色は白ベース(イノセントゼロと呼ばれる)だったが、後に黒に変更された。 第一話では、ハルトの操縦前と後で色が変わるという形での演出がなされた。 これは制作側としてはサプライズ演出であったが、あまり皆気づかなかった。 制作側としても残念だったようだ。(CGWORLDのインタビューによる) なお、2ndシーズン13話では、ルーンが枯渇すると機体が停止することがわかったが、その際、色は戻っている。 &ref(2503.jpg,mw:320,mh:240,#ACEにおけるヴァルヴレイヴI,caption,2013年3月ACE展示時); &ref(20130914_172812.jpg,mw:320,mh:240,#キャラホビにおけるヴァルヴレイヴI,caption,2013年9月キャラホビ展示時); 私など、ACEのイベントで見たヴァルヴレイヴ(上)は、競合番組のマジェスティックプリンスの主役機だったかと勘違いした程であった(どちらも赤と白なので・・すいません) TVアニメを核に、現在、以下のスピンオフ作品を並行して展開している。 ''電撃大王版'':''「革命機ヴァルヴレイヴ 流星の乙女」''流木野サキを主役とした物語。芸能人時代に、芸能界からも親からも学校からもいじめられていたことがわかる・・。&br; 2013年11月号の第4話では、ハルトに襲われたTV版10話および11話のストーリーが語られる。「不死身のカミツキの力・・傷・・治ってる。何も残ってない。何も・・」とのこと。 ''電撃ホビー版'':''「革命機ヴァルヴレイヴ アンダーテイカー」''2013年11月号より連載開始。 ''「失われたはずの呪い、亡霊・・・少年と少女が暴くもうひとつの世界」''とのこと。&br; &ref(9612.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴ アンダーテイカー); 上の写真はキャラホビのもの。 現在発売されている11月号を見ると、 アンダーテイカーの舞台は、TV版と全く同じであり、咲森学園の生徒である。 TV版の5話において、陽本ジン(上の写真の少年)は、英雄となったハルトに嫉妬し、10話において、於保多ナオ(上の写真の少女)は、ショーコの演説に戸惑う。 そして12話において2人はヴァルヴレイヴのシミュレーションシステムDRI-Veを発見し、乗り込むと、2対のヴァルヴレイヴが現れ、ドルシア軍を撃退し、消えていく。このことから名前を陽炎(カゲロウ)と名付ける。 そこにエルエルフが「以降は俺の言うとおりに働け」と突如スピーカーで命令するところで終わっている。 なお、上の看板では機体は黒で1機(おそらくヴァルヴレイヴIIの完全な姿)だが、白ベースの赤と青の2機の陽炎との関係は不明である。 特徴としては、背中にある巨大な羽のようなアーダー・アクセルを使用することで、他号機の特殊装備を複数マウントすることが可能。 ただし、これがレイヴエンジン暴走最大の要因となったとのことである。 ''小説版'':電撃文庫より発売中。現在(2013年8月)のところ一冊のみで、ストーリー的にはアイナの件までである。内容的には電撃ホビーマガジンにて2013年7月号から連載されているものと同じ。&br; ''シルフ版'':''「革命期ヴァルヴレイヴ 裏切りの烙印」''ドルシア視点から見た物語である。基本的なストーリーはTV版と同じだが、随所にドルシアメンバーの各人の思いや、過去のエピソードが織り込まれている。 ''主題歌'' 「PreservedRoses」T.M.Revolution×水樹奈々 &ref(http://www.youtube.com/watch?v=vxbYPd3WkBE,mw:320); &br; ''エンディングテーマ'' 「僕じゃない」angela &ref(http://www.youtube.com/watch?v=RQOvPsM1e1w,mw:320); 「そばにいるよ」ELISA &ref(http://www.youtube.com/watch?v=PyVGVQCQqvs,mw:320); ''<主要人物>''&br; &ref(20130912_065111.jpg,mw:320,mh:240,#時縞ハルト、指南ショーコ、流木野サキ、エルエルフ); &font(60%){左から、時縞ハルト、指南ショーコ、流木野サキ、エルエルフ};&br; &font(60%){撮影の依頼に皆さん仲良く応じてくれた。};&br; [[時縞ハルト]](ときしまはると)&br; [[ジオール]]の[[モジュール77]]にある[[咲森学園]]に通う高校2年生。争いごとが苦手な、心優しい少年。第一話で、いきなり人間をやめることになる。また、徐々に自分をコントロールできなくなっていく。 なお、脚本初期の名前は''「オモテ」''。「ウラ」はもちろん、エルエルフである。(大河内氏による)。なお、この2人の関係は、''ナチュラルな天才と、天才に憧れつつ天才を憎む秀才の関係''でもある(松尾監督のイメージ)。 [[指南ショーコ]]&br; 男女問わず友人が多い、明るい性格の少女。特に本人が意識しているわけではないが、自然とリーダーシップを発揮することもある。ハルトの幼なじみ。 後に選挙で勝利し、女子高生総理大臣となる。 [[流木野サキ]](るきのさき)&br; [[咲森学園]]の高校1年生。人気アイドルだったが、今は芸能活動を休止中。冷めた性格で、他人との接触を嫌うせいか、学園では孤立している。 芸能人時代は外伝の「流星の乙女」で描かれているが、いつもいじめられており、TV版で時々でてくる200年後が一番幸せそうである・・ [[犬塚キューマ]]&br; ハルトやショーコの先輩にあたり、2人にとっては頼りがいある存在。将来は金持ちになりたいと考えており、お金儲けに余念がない。 [[山田ライゾウ]]&br; 不良グループのリーダー。”サンダー”という異名で呼ばせている。 熱血漢であり友情にも厚い。 [[連坊小路アキラ]] 連坊小路サトミの妹。学園内に設置した段ボールハウスに引きこもっている。非常に高いプログラミング技術を持っており、ハッキングは天才的。 [[櫻井アイナ]]&br; 内気だが優しい少女。孤立しがちなサキとも普通に接する。 [[野火マリエ]]&br; ショーコの親友。小柄だが、幼い見た目に反し、精神的には大人びており冷静な人物。ショーコに助言を与えることもある。 [[連坊小路サトミ]]&br; 咲森学園の生徒会長をつとめる3年生。エリートで優秀であるが、想定外の事態にはうろたえる。タカヒと仲が良い。 [[二宮タカヒ]]&br; 女子運動部のリーダーで、無重力下でバレエをする[[0(ゼロ)Gバレエ部]]に所属。2年連続でミス咲森学園に選ばれる才色兼備の「お嬢様」。 [[エルエルフ]]&br; [[ドルシア軍]]所属。[[特務機関]]のエージェント。頭脳明晰で高い戦闘能力を持ち、目的のためなら手段を選ばない。 [[霊屋ユウスケ]]&br; 男子文化部のリーダー。機械関係の知識が豊富で、修理や建機の操縦なども行える。マニアックな性格。 [[貴生川タクミ]]&br; 咲森学園で物理の教師をしている。性格は飄々としており、言動は教師らしくない。 [[七海リオン]]&br; 咲森学園に赴任してきた保健体育の教育実習生。 [[アードライ]]&br; エルエルフとともに[[カルルスタイン機関]]で訓練を受けたエージェント。エルエルフを高く評価していたが、裏切りにより憎悪となる。 [[ハーノイン]]&br; [[カルルスタイン機関]]出身で、イクスアインとは唯一生き残った同期で仲が良い。 [[イクスアイン]]&br; 上司でありカルルスタイン機関時代の教官であるカインを非常に尊敬している。 [[クーフィア]]&br; 最年少の14歳。 [[カイン]]&br; カルルスタイン機関では、教官としてエルエルフらの調教を行っていた。エージェントとして使役する上司でもある。 なお、ルーンの力を操り、無重力空間を自由に飛び回れることから、マギウスらしい。(オフィシャルファンブックによる貴生川先生談) [[クリムヒルト]]&br; カインの副官を務める女性。カルルスタイン機関とは別の士官学校を優秀な成績で卒業したエリート軍人でプライドも高い。 こう ''<世界設定>'' 人口の7割が、ダイソンスフィアと呼ばれる直径200〜300Kの球体の宇宙都市に暮らしている。ダイソンスフィアは、「モジュール」と呼ばれる多くの区画により構成されている。中央には人口太陽があり、各モジュールの陸は人口太陽を向いている。モジュールには農業モジュール、工業モジュールもある。 オープニングの最初に出てくる六角形(モジュール)の集合体の星がダイソンソフィアである。 (空白の六角形は開発途上のもの) 2大勢力はドルシア軍事盟約連邦と環大西洋合衆国(ARUS)。それぞれ多くのモジュールを持つ。 しかし、舞台となるジオールは小国であり、モジュールは一つだけである(モジュール77)。モジュール単体で月に向かうこともできる。 モジュールは、六角形で、9話では海水を放出させることで防御に利用するなど、なかなか活躍している。 なお、物体の最小構成を原子というように、情報の最小単位がルーンとされている。 この情報原子=ルーン(Rune)により、ヴァルヴレイヴのパワーも、カインがあやつっている光も、マギウスの力も生まれている。 「やはりこれは・・ルーンの光・・」(8話カイン) 2ndシーズン13話では、ルーンが枯渇すると、ヴァルヴレイヴの動きが停止すること。そのルーンを収集するために''かみつき''を行っていることが明かされた。 ''<ヴァルヴレイヴ>'' 軍事技術に革命を起こした「霊長兵器」。新エネルギーのエンジン「レイヴ」を原動機関とする。機体が生み出す光は硬質化する特性を持つ(硬質残光)。 パイロットの資格を持つさいに、ニンゲンをやめる必要がある。 それは、マギウスといわれるが、詳細は不明。 なお、装甲材質:VLCポリマー。 ''ヴァルヴレイヴI'' 火人(ヒト) 搭乗者:時縞ハルト コックピットのモニターには、妖精のような美少女ピノが現れる。 ハラキリ攻撃が得意。 &ref(20130914_172517.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴI 火人(ヒト)); なお、2013年10月の模型ショーにて、2ndシーズンで登場するヴァルヴレイヴIのフルインパクト版が発表された。 パネルの説明によると、''2ndシーズンで登場する追加装備のヴァルヴレイヴI。今後その性能は明かされていく。''とのこと。 &ref(20131015_004133.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴI 火人 フルインパクト); ''ヴァルヴレイヴII 鉄火(テッカ)'' TVシリーズ第一期ラストにカインに強奪される。 レイヴの発展型だが、IIは単なる開発順ではなく、次世代(セカンドステージ)に到達させるという意味がある。 「アーダー・アクセル」と「プリズマティック・ギャム」と呼ばれる2種の特殊装備を用い、レイヴエンジンを極限まで利用するという無謀な開発思想の結果、機動実験中に暴発事故が派生し、四肢の自爆欠損、エンジン内部の最重要要素の喪失により封印処置がとられた。 カインにより、ピノの兄であるブルーが組み込まれた。 なお、「アーダー・アクセル」については、電撃ホビー連載中の「ヴァルヴレイヴ アンダーテイカー」に説明があり、内容がわかった。これにより、他号機の全ての装備がマウント可能だというすごいものである。下の写真右の羽根のようなものを参照。 &ref(9612.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴ II ); なお、ヴァルヴレイヴIII以降は、IIの事故の影響により、性能数値の限定、一部機能を省略した複製エンジン(ミラーレイヴ)へとシフトしている。 モニターを見てみると、左下に「Mirror Rave」との記述がある。 ''ヴァルヴレイヴIII 火神鳴(ヒカミナリ)'' 搭乗者:山田ライゾウ 超長距離向け兵器「アームストロンガー・カノン」を持つ。 搭乗者が山田ライゾウなので、あだ名が「サンダー」、そのつながりで長距離兵器のカミナリというところか。 &ref(20130914_172657.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴIII 火神鳴(ヒカミナリ)); ''ヴァルヴレイヴIV'' 火ノ輪(ヒノワ) 搭乗者:流木野サキ 武器はヨーヨーのような「スピンドル・ナックル」 &ref(20130914_172637.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴIV 火ノ輪(ヒノワ)); ''ヴァルヴレイヴV'' 火打羽(ヒウチバ) 搭乗者:犬塚キューマ 体を覆う特殊装備「IMP」で防御できる。 &ref(20130914_172553.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴV 火打羽(ヒウチバ)); ''ヴァルヴレイヴVI'' 火遊(ヒアソビ) 搭乗者:連坊小路アキラ 写真の説明文には、「魔法使い」と書かれているが、アキラとの組み合わせは、どう見ても「魔法少女」である。 &ref(20130914_172620.jpg,mw:320,mh:240,#ヴァルヴレイヴV 火打羽(ヒウチバ)); ''スタッフ'' 監督 松尾衡・・劇場版「Zガンダム」、「ガンプラビルダーズ」など シリーズ構成 大河内一楼・・「ターンエーガンダム」「キングゲイナー」「コードギアス 反逆のルルーシュ」「プラネテス」など プロデューサー 池谷浩臣・・「機動戦士ガンダム00」など キャラクタ原案・・星野桂・・「D.Gray−Man」など メカニカルデザイン 石渡マコト・・ヴァルヴレイヴ [[この項目:http://anime-room.jp/modules/xpwiki/?cmd=edit&page=%A5%F4%A5%A1%A5%EB%A5%F4%A5%EC%A5%A4%A5%F4#xpwiki_header]]を編集する。
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