【生命の樹】
旧約聖書に記される、エデンの園の中央に「智恵の樹」と共に生える神の樹。またはユダヤの神秘思想の奥義「カバラ」を示す象徴図。この図版は10個の球体と22の茎でできており、瞑想への階梯図として、奥義の認識にいたるマップとして、人類の予定された歴史として、様々に読み解く事が出来る。10個の球体はセフィラと呼ばれ、それぞれケテール(王冠)、コックマー(智恵)、ビナー(理解)、ケセド(慈悲)、ゲブラー(厳正)、ティフェレト(美)、ネッツァッフ(勝利)、ホッド(栄光)、イェソド(基礎)、マルクト(王国)の属性を持つ。
「生命の樹」の図版は時に樹そのもの、それも「逆さまの樹」として描かれる。一つの根幹からあらゆるものが枝分かれして生じていく様に、万物の主たる神より全てが創造されたことを重ね合わせているのだ。最上部の「ケテール」は神、そしてそこから枝分かれしながら様々な要素が生み出され、最後に人間の世界「マルクト」に到達する。
カバラには「授けられしもの」と言う意味があり、その奥義は絶対神から与えられるものであって、己の修行や研究によって手に出来るものではない。かつて奥義を独力で理解し、自ら力をコントロールしようとして、神に成り代わろうとする傲慢な者が在った。だが彼は、神の怒りを買い、地上へと堕とされた。その名をルシファーと云う。
「新世紀エヴァンゲリオン」では、この図版はオープニング・フィルムに登場し、碇ゲンドウ司令の執務室にも映し出される。
なお、同じくオープニング・フィルムに十二枚の羽を生やした初号機の映像が在るが、どことなくルシファーを思わせるものが、この映像からも作品中の初号機の設定からも、このカバラの定義にあるように思われるのは気のせいだろうか。
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