11.なぜ荒地の魔女は力を失ったのか(星の子とマンダラケ人間)について
ハウルと荒地の魔女は、どちらも星の子(悪魔)と契約したことから、強い魔力を使えるようになります。
では、どのようにすれば彼らから力を奪うことができるでしょうか?
当然、星の子の力を奪うことによってです。
ソフィーが初めて動く城に入ったとき、ハウルは、彼女が、呪いを持ってきたのを見つけます。
そこには、星の子の絵と、流れ星の絵がかいてありました。
ソフィーと荒地の魔女が王の城にいくとき、荒地の魔女が気が付かないうちに、彼女はある絵を踏みつけます。
そこには、やはり星の子の絵が書いてあります。
そして、彼女の魔力は失せ、自力で階段を上らせられるはめになります。
荒地の魔女が部屋に入ると、今度は星の子の影法師があらわれ、皆で魔女を囲み、魔力を完全に奪います。
ハウルとソフィーを囲み、魔力を奪おうとしたのも、星の子達でした。
星の子たちは、どのようにして魔力を奪うのでしょうか?
流れ星で落ちてくる星の子は、地面に降りたとたんに死んでしまいます。
小説では、マイケル(マルクル)が星の子を捕まえようとしますが、「いけないよ。ぼくはこのまま死ぬことになっているんだ」「駄目!死ぬ方がいい!」といって逃げ、死んでしまいます。
映画で、ハウルを囲んで歌うシーンでは、イメージボードによると、歌の内容として以下の歌詞が見えます。
「ほっといて、ほっといて、ぼくにさわらないで、死にたいのに、死にたいのに」
つまり、星の子と契約して力を得たハウルや荒地の魔女から魔力を奪うため、星の子の仲間を使って、星の子の自殺衝動を誘い出しているわけです。
なお、サリマンが使う星の子は、設定によればマンダラケ人間とされていますので、本物の星の子ではなく、マンダラケを使って生まれたようです。
マンダラケは、小説版でもわずかに出てきますが、マンダラケ人間のイメージや、星の子にプレッシャーをかけて魔力を奪うという設定は映画オリジナルのものです。
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