この4月から始まったアニメの中でも、進撃の巨人と翠星のガルガンティアはとくに興味深く見ております。
この2つは、敵と味方の対立の構造については、エヴァンゲリオンにとてもよく似ています。
人類がいて、謎の強靭な敵がおります。その強靭な敵は、当初全く理解不能なのですが、実は人類と非常に深い関係であることがわかります。
エヴァンゲリオンと進撃の巨人については、その秘密を主人公の父は知っており、事態の打開を図るため、自分の息子を使おうとします。
翠星のガルガンティアでは、そのような主人公の「父」はおらず、また、対立する敵との戦いよりも、むしろ、主人公と地球の人々の異文化交流をメインとするため、物語の力点は大きく異なります。
いずれにせよ、この3作品において、物語の最大の謎は、2つの敵対する種族の関係です。
エヴァンゲリオンは、その部分を、若干ぼかしました。いや、正確に言うと、その部分の設定が定まりきらず、話を続ける度にぶれていったというところでしょうか(企画段階のアイデア、TV、映画、ゲームなど)。
進撃の巨人と翠星のガルガンティアは、その轍を踏まないようにして、エヴァ超えを頑張ってほしものです。