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東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2019・開幕! 世界のさまざまなアニメ作品を上映。高畑勲監督追悼特集も (2019/3/9 18:00:00)
2019年3月8日(金)、「東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)」が、東京・池袋にて開幕した。8日〜11日までの4日間、池袋の街にある映画館などを中心とした各会場で、国内外のさまざまなアニメ作品が上映されるほか、アワードの表彰や、アニメに関するシンポジウムが行われるなど、さまざまなイベントが用意されている。
「TAAF2019」は、一般社団法人日本動画協会が主催し、東京都が共催する国際アニメーション映画祭。2002年に「東京国際アニメフェア」の一環として行われた「東京アニメアワード」を独立・発展させた国際アニメーション映画祭であり、2014年より開催され、今回で6回目の開催となる。
アワードとしては、日本国内で未興行の世界のアニメーション作品を対象にした「コンペティション部門」、日本国内で発表されたアニメーション作品を対象とした「アニメ
オブ ザ イヤー部門」、アニメーション業界に貢献された方々を顕彰し、先人達の歴史、技術、生き様を伝える「アニメ功労部門」の3部門での表彰が行われる。
初日となった8日の夜には、池袋メトロポリタンプラザビル1Fの自由通路にて、オープニングセレモニーが行われた。セレモニーでは、豊島区の高野之夫区長をはじめ、東京都産業労働局観光部の二瓶伸さん、TAAF2019
フェスティバルディレクターの竹内孝次さん、TAAF 実行委員会実行委員長の石川和子さんが登壇して、本イベントの主旨と意気込みなどについて熱く語った。
また、特別ゲストとして、本イベントのオープニング作品として招聘された「エセルとアーネスト
ふたりの物語」(2016年・英)のプロデューサーであるカミーラ・ディーキンさんが登壇し、日本のアニメに対する思いなどについて語った。カミーラさんは、以前にスタジオジブリのアニメなどを見てその魔法のような美しさに魅了され、日本のアニメ文化を深く愛するようになったという。そして、今回自身が手がけた「エセルとアーネスト
ふたりの物語」が招聘され、また自身もアワードの審査員として関われることを、非常に光栄に感じていると語った。
また、その後、昨年の「TAAF2018
長編コンペティション部門」でグランプリを受賞した、台湾のソン・シンイン監督も登壇。昨年グランプリを獲得した後、さまざまな出会いが生まれたとのことで、このTAAFに感謝していることと、今回は審査員として自身も本イベントに関われることをうれしく思うと語った。
なお、「TAAF2019」では、昨年逝去された日本を代表するアニメーション監督・高畑勲さんを追悼し、高畑監督が残した多くの作品の中から選りすぐりの作品を上映するとともに、その足跡をしのぶトークショーも開催される。公開作品は、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「母をたずねて三千里」「劇場版
じゃりン子チエ」「パンダコパンダ」「かぐや姫の物語」。
このほか、さまざまな作品の上映やイベントが用意されている。無料で楽しめるイベントも用意されているので、興味のある方はぜひ公式サイトでプログラムをチェックしてほしい。
なお、アキバ総研では、この「TAAF2019」について総力取材を行う予定なので、今後のレポートもお楽しみに。
東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)公式サイト
https://animefestival.jp/ja/