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「野中くん発 ジブリだより」2019年3月号 (2019/3/8 10:20:17)
この原稿を書いているのは2月ですが、スタジオでも世間の流行通りに(?)インフルエンザにかかる人が結構出ています。これまでにも毎年いたはずですがあまり印象に残っていません。今年はやはりそれだけかかった人が多いということでしょう。社内の掲示板にも注意を呼び掛ける文書が貼り出されました。昔と違って今は感染が分かったら出勤しない、熱が下がってもすぐには出てこない、ということが当たり前になったのは良いことですが、ともかくこの号が出る頃には流行が収まっていることを願います。
さて、2月24日(日)まで富山市ガラス美術館で開催された「ジブリの大博覧会」、お陰様で本当に沢山の方にお越しいただきました。富山限定のオリジナル展示品「ジブリの幻燈楼」もとても良い出来で大人気でした。改めまして御礼を申し上げます。この「 ジブリの大博覧会 」、次は九州に巡回し3月15日(金)から 福岡市博物館 で開催されます。2015年秋、愛知県の愛・地球博記念公園で始まったこの展覧会も気が付けば遂に10会場目。内容のパワーアップをはかろうということで、福岡の会場からは新たな展示が加わります。すみません、私もまだその新展示を制作途中の写真でしか見ていないのですが、造形作家のあの竹谷隆之さん(「巨神兵東京に現わる」の巨神兵の雛形造型など)が手掛けた大型の展示物はとても迫力があり、見応えのあるものになりそうで、個人的にも期待が高まっております。九州では長崎と大分でこの展覧会は過去に開催されていますが、一度観た方にも、再度足を運んでいただく価値が十分ありそうです。福岡展は6月23日(日)まで。あと、海外ですが台湾では「 スタジオジブリ・レイアウト展 」が台北の中正紀念堂で現在開催中です。2008年から巡回を続けてきた「レイアウト展」もいよいよここが最終会場。4月18日(木)までの開催ですので台湾に行かれる方、在住の方はこの機会にぜひどうぞ。
最後になりましたが、3月に出る出版物をご紹介。まず、お馴染み文春ジブリ文庫の最新刊『シネマ・コミック ホーホケキョ となりの山田くん』が、3月8日(金)に紙の本と電子書籍の両方で発売されました。電子書籍はお得な950円(税込)。また、鈴木敏夫プロデューサーの著書『風に吹かれて』が中公文庫から?、?の2冊に分かれて3月25日(月)に発売されます。どうぞよろしく。