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メディアミックス爛熟期に生まれた「フリクリ」が喚起する、アニメと漫画の深い関係【懐かしアニメ回顧録第51回】 (2019/2/24 12:00:00)
2019年2月から、バンダイチャンネルやNetflixで「フリクリ オルタナ」と「フリクリ
プログレ」、2作品の配信がスタートした。この2本の劇場アニメは、2000〜2001年にかけて展開されたOVA作品「フリクリ」の続編だ。
「フリクリ」がリリースされたのは、DVDマガジン「Grasshoppa!」(2001年)でセルアニメ「TRAVA-FIST
PLANET」が“連載”されるなど、アニメ作品がほかの映像メディアと積極的に関わっていた時期だ。「新世紀エヴァンゲリオン」(1995年)をヒットさせた庵野秀明監督が、「ラブ&ポップ」(1998年)や「式日」(2000年)といった実写映画に手を伸ばしていたのも、この頃だ。
庵野監督の右腕として「エヴァ」の副監督を務めた鶴巻和哉が初監督した「フリクリ」にも、メディアを越境した異色の演出が試みられている。
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