私が接した中ではもっとも整合性の高いエヴァ分析として、興味深く拝読+勉強させていただきました。
ただ管理人様とは別の発想をした部分もございます。

綾波とシンジの結合シーンです。

リビドーの目覚めとともにATフィールドが発生する―――見事な解析ですが、
私はこれを、『生命の源と再結合することは、生命体にとって究極の近親相姦であり、退化である』という風に読みました。

綾波は自分の体がシンジの体にうずまった結合状態を、自我境界を失ったLCLの海の中であると説明しています。

ところがシンジは、 『それは違う』と綾波の手を体から引き離した上で『握手』しています。
他人を他人として認識する儀式『握手』。次のシーンでは、綾波とシンジはすでに分離しています。

このようにみると、ATフィールドは母との結合を解いた状態から発生するのではないでしょうか。
裏を返せば母との結合は、多様化し繁殖しようとする生命体にとって退化であり、死である、ということです。

私は、使徒との凄絶な戦闘は、その甘美で破滅的な結論を回避するための遠大な回避行動、という風にとらえました。



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